その他06 塩酸のうすめ方(目的の濃度の塩酸を作る方法)


 36%の濃塩酸と精製水を体積比で1:3で混ぜた場合、その濃度は4分の1の9%にはなりません。約10%になります。これは、濃塩酸の密度が1ではなく、1.18g/cm^3であるためです。濃塩酸を目的とする濃度にするのって、めんどくさいですよね。
 ここでは「たすき掛け(十字法)」を使って、目的の濃度の塩酸を作る用法を解説します。  

【 目的とする濃度の塩酸をつくる方法(PDF) 】


【注意点】濃塩酸のうすめ方について
 濃塩酸に対し水を加える行為は厳禁。発熱して飛び散るため危険。水の方に濃塩酸を少しずつ加えるようにする。また、必ず安全めがねを使用すること。

【その他】モル濃度 (mol/L)について
  溶液1リットル(L)の中に、溶質が何モル(mol)溶けているかを示します。モル濃度の場合は計算がわかりやすいです。
 (例)金属片に塩酸を注ぐ実験で使用するうすい塩酸(3mol/L)の作り方
    濃塩酸の原液は通常約12mol/Lなので、水で4倍に薄めると3mol/Lになる。
    水60mLに濃塩酸20mLを加える→約80mLのうすい塩酸(3mol/L)