生物14 ツユクサの表皮の観察(表皮のはがし方)
ツユクサの葉の裏側の表皮をはがして、気孔を観察します。表皮だけにカッターでうすく切れ目を入れる必要がありますが、なかなかうまくいきません。特に、小さなツユクサしか見つからないときは、葉が小さくて薄いので、表側までカッターの刃が通ってしまいます。
葉の表側にクラフトテープを貼ると比較的簡単に裏側の表皮をはがすことができるようになります。
※ 動画「表皮の剥がし方」
表皮をはがすという意味が理解できない生徒がいます。上記の動画を見せたり、この観察の前に、タマネギの鱗茎の表皮を見る観察をやったりしておくと、その意味が理解しやすくなります。
① ツユクサの葉の表側にクラフトテープを貼ります。葉とクラフトテープを別々に配付するのは面倒なので、写真のように最初から貼っておくとよいでしょう。また、養生テープでもかまいません。その場合は、カッターマットに養生テープを貼り付けて配付して、生徒に貼らせるとよいでしょう。

② 井型にカッターで切れ目を入れて、ピンセットで表皮をはがします。
③ はがした表皮を顕微鏡で観察します。酢酸オルセインで染色すると核を確認することもできます。
